山梨の「甘口」日本酒・おすすめ 6銘柄

日本酒一覧,日本酒概要

山梨の日本酒の中から「甘くて飲みやすい」日本酒を厳選しました。アルコール度数は11度から15度と高めですが、味わいがお砂糖みたいに甘いものを選んでいます。中にはアルコールで辛く感じる人もいると思いますので、参考程度にご活用下さい。

 

「甘口」のおすすめ日本酒

日本酒評価等

甲斐の開運 囲い

特別純米生原酒 酒蔵限定

約2,000円

★★★★☆

レビュー記事

甲斐の開運

甘口純米吟醸 朱華色

2,200円

★★★★☆

レビュー記事

武の井 青煌

純米吟醸 雄町

2,000円くらい

★★★★☆

レビュー記事

太冠 信玄公出世酒

純米吟醸

約2,000円

★★★★★★★★★(+9)

レビュー記事

太冠

大吟醸

3,795円

★★★★★★★★★★(+10)

レビュー記事

太冠 一期一酒

無濾過生原酒 限定

約1,500円

★★★★★★★★(+8)

レビュー記事

 

甲斐の開運「囲い」特別純米生原酒 酒蔵限定

河口湖にある「井出醸造」の酒蔵に行かないと手に入らない。生原酒なので度数も高く、チョット飲みすぎるとお腹を下すので、ちょっとずつ味わってほしい。


香り立ち弱いりんご系風味とお米系ミネラルの狭まった香りと、こもったハチミツ系・花蜜系の甘さベースの味わいにアルコールの渋さと微量のフルーティーなりんご系酸味がある、かなり甘口の日本酒。

香り立ち弱く、若くて甘味を持つ前だが風味はリンゴになっているくらいに若いリンゴ香があるが、引き締まったお米ミネラルの硬い香りもあり、香りの幅を狭めて、意図的に香りを抑え込んでいるかのような感じ。

口当たりこもったハチミツ系・花系のてろんとした渋さ、のっぺりした甘味を持つ味が強くあり、アルコール由来のイガイガした渋味が後から来て、甘味を乱暴に鎮めていくような広がりがある。だいぶ甘い味わいが強い。

 

甲斐の開運 甘口純米吟醸 朱華色

甲府駅北口のヨドバシ甲府の酒店で入手。めっちゃくちゃ甘い上に、梅酒みたいな味がする。


花系・梅酒系の甘くふんわり酸味がある香りに、ほぼ梅酒の味わいとバランスの取れた甘味があり、でも梅酒なわけではなく、自然に日本酒だけでこの味が出ていることに驚きを隠せない、確かに極甘口な梅酒みたいな日本酒。

大きく白い花弁・合弁花を持つ花の印象で、甘そうでミネラル感もあり、平面的に香りがやってくる感じがあるのが印象的。甘いけれど、強くはなく、弱くもなく、まだ開花しきってないような感じはある。

口当たりから、はちみつに近いふんわりした甘味があり、舌の上でも、喉の通過時にもほぼはちみつ。酸味や苦味は全くなく、さらさらした粘性がないはちみつ。若干草っぽさがいるけれど、干し草系の植物っぽさがごくわずかに顔を出すのみ。はちみつ以外で例えると梅酒。すっきりさっぱりしたやさしくトゲのないハチミツ梅酒という感じで、日本酒なんだけど、日本酒っぽさを感じない。梅酒が飲める人なら、たぶん、これ人生初の日本酒として勧めても大丈夫だけど、一般的な日本酒と味の方向性が離れている。

 

武の井 青煌 純米吟醸 雄町

甲府市貢川の辺りの「依田酒店」か、武の井酒造の酒蔵、北杜市方面で入手できる。アルコールは辛口なんだけど、全体的に甘味が強い。


りんご・マスカット系の甘さと爽やかさがある味と香りで、酸味系辛口アルコール、お米系のミネラル感ある透明感と安定感があり、控えめながらすっきりと少し甘い真水のように飲み続けられる日本酒。

りんご系爽やかとマスカット系甘さが混ざったような香りがあり、酸味ベースの目立ったアルコール臭があり、わずかにお米系のミネラルいっぱいな雰囲気もある。香り立ちは控えめで、主張は少なめだが、落ち着いて安定した香り。

口当たり硬水っぽく、面でぶつかってくるはちみつ系まろやかさがあり、飲み込む時にほんの少し苦味があるが、舌の上では渋味がわずかにいて、透明度の高い水のように飲める味。ほとんどの感度は甘味・はちみつ系甘味・わずかなアミノ酸系の旨味を感じるが渋味は感じないと思われる。アルコールっぽさは少なく、それほど辛口ではなく、まろやかなのでとろんとしたアルコールっぽさはあるが、サラッと飲み進められる味。

 

太冠 信玄公出世酒 純米吟醸

甲府市高畑「いそべ酒店」にて入手可能。妖怪シリーズと並んで、他ではあまり見かけないレアなお酒なので、武将好きな人への贈り物にもおすすめ。


大人しく可憐で控えめなリンゴ・梨系の甘く爽やかな味と香りがあり、若々しく、潔い味の響きで、アルコールの渋味がわずかにあって、甘味爽やかでかなり飲みやすい部類で、おみやげにも推奨できるすっきり甘口日本酒。

大人しく控えめなりんごのフルーティーな蜜っぽい香りと爽やかさがあり、香りが消えるのが早く、若々しさと潔さが一緒にあるような感じ。りんごを皮付きのまま室温で放置した際の香りで、果肉や果汁系の香りではない。

口当たりまるでジュース、わずかにアルコールを感じるが、りんご、極甘みかん、極甘梨を合わせたようなほぼフルーツジュース風味の味で、とんでもなく華やかで上品でクリア、鮮やかな果実感と共に消え入りそうなほどに一瞬の甘さが切なさや希少さも併せ持たせている。ただの甘口ではなく、しっかりフルーツの酒になっていて、日本酒っぽさはわずかに舌に残るお米系アルコールの渋味だが、その渋さも一瞬で消えてしまう。

 

太冠 大吟醸

オギノや酒店などで置いてあることが多く、岡島の地下1階のお酒コーナーにもあったかも。アルコールは強めだけど、甘味がベースにあってしっかり甘い。


砂糖系・ぶどう系の甘い香りとお米らしい奥深い味わいと旨味のある香りがあり、まるで真水のように飲めるが、米の旨味と酸味があって、適度にフルーティーで華やか、バランスよく飲みやすく深みと複雑さもある飲みやすい日本酒。

甘い砂糖系強めの、ぶどう・マスカットよりのフルーティーな甘い香りがあり、香り立ちは中程度でグラスに注いだだけで香りが立つ。お米由来深みある複雑で渋い感じの香りが少しあり、アミノ酸系かお米のミネラル系か、奥深い雰囲気のある香り。

少しフルーティーでやさしく刺激のない甘味がある真水のような口当たりで、わずかにぶどう系の酸があり、お米系のミネラルで透明度の高い軟水っぽい染み込むような味わいがあり、奥深く、複雑で清純な味。非常に飲みやすく、ほぼ酔わないくらいの旨味があるが、味わいには深みがある。

 

太冠 一期一酒 無濾過生原酒 限定

甲府市朝気の「酒のディアーズ」で入手可能。酒店組合か何かの企画したお酒で、秋頃に新しいのが出てくる印象。


甘さたっぷりの砂糖、花蜜、糖蜜っぽい香りと味に、強いアルコールが加算された超甘口でどぎつい辛口な日本酒で、飲めるけれどかなり甘いグルコース濃縮液のような甘さで目が覚めそうなインパクトある日本酒。

糖蜜っぽく、砂糖感が強い甘い香りで、お米由来のやわらかくまろやかな甘い風味もあって上品。アルコールの渋い香りが微弱にあるが甘さに埋もれていて気づかない程度。香りだけならがっつり甘口。

口当たり酒感が強く、舌に直接刺激を感じるほどだが、アルコールと砂糖液を溶かしあったようなとろみMAXの甘ったるさがあり、砂糖のお酒という印象。だいぶ甘いが、アルコール度数があるのでキツさが出ていて、甘さだけじゃないお酒になっている印象。

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Posted by 日本酒愛好家