山梨のおすすめ日本酒 9選

2024年5月7日日本酒一覧,日本酒概要

山梨で製造されている日本酒から、価格、味、飲みやすさ、入手しやすさ等を比較・検討して、おすすめの日本酒を厳選しました。贈り物やおみやげとして日本酒を選ぶ際の参考にどうぞ。ステマなしのリアルレビューで、味に関しては個人の感想を含みます。

山梨おすすめ日本酒厳選9本

山梨で製造されている日本酒の中から、おすすめ銘柄を紹介しています。山梨にあるほぼ全ての日本酒銘柄の中から高評価となったものをまとめた21本の紹介記事はこちらからご確認下さい。

七賢 一番しぼり 純米吟醸

香り・味・風味全てのバランスが良い季節限定の日本酒。個人的に一番のおすすめ。人生で初めて日本酒を飲む人にもおすすめしてもきっと大丈夫。秋~冬限定。イオンモール甲府昭和、北杜の方のセルバなんかで買えます。

こちらの日本酒は、一升瓶で売っているのは見かけたことがないので、4合瓶だけの取り扱いかもしれません。贈り物にも、年末年始にも、記念日にもおすすめです。

酒蔵山梨銘醸
原材料米(夢山水)、米麹
アルコール度数15度
価格約1,500円

井出醸造 富士桜 吹雪 純米酒

お米由来の清廉で爽やか、かつ、パイナップルや柑橘系のフレッシュな味と香りがありつつ、アルコールの渋味、お米の甘味と酸味、適度な山梨らしいクセ、井出醸造らしいクセがきちんと出ていて、流行に媚びず、伝統を重んじる味を感じられる日本酒。

芝桜まつりの会場売店、富士急ハイランドのリサとガスパールのお土産売り場などで発見できる日本酒で、かなり飲みやすいです。4合瓶も売っていた気がしますが、お試しサイズの小さめの方が味見するのに最適。

酒蔵井出醸造
原材料米、米麹
アルコール度数15度~16度
価格約700円

笹一 木火土金水 純米吟醸

甲府市中央の「リカーショップながさわ」等の酒店連盟みたいなところ(甲府酒販協同組合)に加入している酒店では購入可能。わずかな酸味系りんごの香りとアルコール強めの香りが印象的で、味わいはマイルドで柔らかいながらもダンディな苦味がない渋さが広がる燻製焦がしりんごのような甘さベースの落ち着いた味わいがあって非常に飲みやすい特別な味の日本酒。

ほとんど知られていないのだが、とてもおいしく、一升瓶も売っていたはずです。日本酒好きな方への贈り物にはとても喜ばれるはずで、地酒っぽい派手すぎないラベルも好印象。

酒蔵笹一酒造
原材料米、米麹
アルコール度数16度~17度
価格約2,000円

谷櫻 権左衛門 純米酒

甲府市中央の「リカーショップながさわ」等の酒店連盟みたいなところ(甲府酒販協同組合)に加入している酒店では購入可能。お米そのもののふくよかで包まれた甘さを、適度に微小な酸味がアクセントになってバランスを取っていて、適度にちょうどよく辛口アルコールがきいていて、ふんわりした花のようでいて、お米のミネラル感・乳白感も感じる超絶おすすめの日本酒。

谷櫻のサクラサクラよりおいしいかもしれない日本酒で、価格やお手頃、味は同等かそれ以上なのでとてもおすすめ。あまり見つけられない銘柄ですが、甲府の個人商店系の酒店に入れば入手できるはずです。

酒蔵谷櫻酒造
原材料米、米麹
アルコール度数14度~15度
価格約2,000円

太冠 一期一酒 無濾過生原酒

甲府市朝気の「酒のディアーズ」で入手可能。甘さたっぷりの砂糖、花蜜、糖蜜っぽい香りと味に、強いアルコールが加算された超甘口でどぎつい辛口な日本酒で、飲めるけれどかなり甘いグルコース濃縮液のような甘さで目が覚めそうなインパクトある日本酒。

秋冬限定っぽいですが、夏頃まで売れ残りがあるような気がします。比較的おいしい味わいで飲みやすい日本酒なので挑戦してみて損はないはずです。

酒蔵太冠酒造
原材料米(あさひの夢100%)、米麹、醸造アルコール
アルコール度数19度
価格約1,500円

七賢スパークリング 星ノ輝

七賢の日本酒の中で、日本酒としてしっかり推薦できる日本酒。スパークリング日本酒の中でも格段にすっきりしていて、くさみもなく飲みやすい日本酒。シャンパンの代わりに乾杯するのにおすすめ。オギノ、または、アマノパークス、イチヤマあたりで買えるはずです。

高級志向、海外志向になりつつある七賢の流れの中で、トレンドをおさえつつ、シャンパンとしても飲めてしまう日本酒で、見た目も香りも味も美しい銘酒の一つです。金額は5,000円と高めの設定ですが、記念日、結婚式、お祝いごとに出しても遜色ないおすすめの日本酒。

酒蔵山梨銘醸
原材料米・米麹
アルコール度数11度
価格約5,000円

太冠 ぎんから 吟醸辛口

りんご系爽快感:梅系酸味:ぶどう果汁の甘味=3:3:3、お米とアルコールの苦渋味があり、爽やか、しっとり、すっきりした所でバランスが取れており、快適にすっきりと味わえる上に「吟醸」の味と香りを学ぶのにも役立つ日本酒。

ラベルの地味さで損をしている気がする、なかなか仕上がり・完成度の高い日本酒。価格の割にしっかり日本酒のトレンドもおさえていて飲みやすく、日本酒を学び始めた人にも、素人にも玄人にもおすすめできます。イオンモール甲府昭和などでも買えたと思います。

酒蔵太冠酒造
原材料米、米麹、醸造アルコール
アルコール度数15度
価格約1,500円

THE SHUNNOUTEN Premium 純米大吟醸

巨峰やぶどうの果実だけ絞って、米と一緒に発酵させたような甘さとフルーティーな酸味ベースの味と香りで、ほぼ水のように飲めて、スッキリ爽快な味わいで、上品、芳醇、冷静さがあり、とても飲みやすいコスパのよい日本酒。オギノにあるはず。

半分ワインなんじゃないかと思うほどには飲みやすい日本酒で、高級感が適度にあり、飲み会などでは絶対に1本は用意したい銘酒。ラベルが英語でなんかちょっとおしゃれなような、逆にちょっとダサくなってるような気はしますが、味は良いです。

酒蔵春鶯囀|萬屋醸造
原材料米、米麹
アルコール度数15度~16度
価格約2,500円

榊正宗 純米酒

甲府市の「かいてらす」で購入。とんでもなく飲みやすくて、酔いが来る前に720ml飲み干せてしまうくらいに半端なくおいしくて、透明感とやさしさとムダの無さとバランスの取れ方がずば抜けていて、全国区でTOP張れるくらいおいしいのに隠れてどっしり構えている最高の銘酒。

確実に手に入れたいならば、南アルプスの榊正宗(横内酒造店)に買いに行くのがおすすめ。横内酒造店で買うと、ポイントが貰えるので何度も買いに行く場合には酒蔵備え付けの売店に行って買ったほうがお得だし新鮮。ラベル等はあまり気にしてないっぽく、味一本で勝負している感じ。

酒蔵榊正宗|横内酒造店
原材料米、米麹
アルコール度数14度
価格約1,500円

山梨の日本酒の味と特徴

山梨の日本酒は「こもった甘味がある」または「すっきりと透明度の高い味」のどちらかが多いように感じます。甘味のクセが、はちみつ、乳清のような感じで複雑味やふくよかさ、丸さといった雰囲気がある気がします。

山梨の日本酒は「すっきりとキリッと飲みやすくて、適度に甘い」と思っていて6割位は間違いないでしょう。

北杜市の方の日本酒は基本的にはちみつや乳清混じりのこもった甘味の日本酒が多い気がしており、南アルプスや河口湖の方は真水っぽくスッキリした透明度の高い味、山梨市や山梨県東部(東京より)の方面は野菜系やシンプルな砂糖系の甘味がはっきりしている気がします。

「ミネラル」な風味の由来

本ウェブサイトで頻出する「ミネラルっぽさ」という表現は、山梨県の土地に多く存在する花崗岩、玄武岩、安山岩などの地質由来である可能性はあります。周囲を山に囲まれた山梨は土地の作りからして岩石や岩盤が多いです。山梨の特産品のひとつ「宝石・貴金属」もこの土地柄によるものです。

時々、宮城や新潟、長野や兵庫のお酒も飲みますが、だいたい類似する系統はあるにしてもやはり山梨の日本酒は味に少し変わったクセがあると思います。

山梨の6水系の影響

山梨県では日本酒よりもワインの方が主流で、基本斜面、ほとんどは岩盤に覆われていて、水系は富士山、南アルプスなど(南アルプス山麓・御坂北麓・富士北麓・八ヶ岳山麓・富士&御坂・秩父山麓)複数あり、それぞれの水系の含有成分の違いはそこまで日本酒の味に出ている感じはしないです。結局、どこの地域でも酵母とお米で味が決まっている感じで、最近流行りのフルーティーな日本酒には、山梨でも挑戦されている様子です。

一級水系は富士川・相模川・多摩川、二級水系は本栖湖・精進湖・西湖周辺などがあり、日本酒の味に全く無関係ではないでしょうが、そこまで水の影響は感じないです。

山梨の土地柄・気候と発酵

山梨の気候は、盆地の気候で、夏は暑く、冬は底冷えが強く、自然の影響をそのまま受けます。日本酒酒蔵やエリアによっては霧が立ち込めることもあり、日本の他の地域に比べると発酵の過程で起こる環境要因が味に影響している可能性はあります。

日本酒造りにおける並行複醗酵では、だいたい25度前後が適温です。山梨県の冬の平均気温は10度前後です。山梨県でも、主に秋から冬、冬から春にかけて日本酒づくりが行われる(寒造り)ため、山梨の寒い冬の間には並行複醗酵はゆっくりと進められ、雑味やえぐみはあまり出ない環境です。正確には、気温が低いため発酵の進む速度も遅く、調整がしやすい条件が整っているのではないかと考えられます。

発酵がガンガン進んでいる状況下では、ちょうど良いタイミングを見極めにくいですが、気温が低くて味の調整がしやすければおいしさは維持しやすいはずです。酵母の種類や生産施設にも関係があると思います。

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1915/72/7/72_7_479/_pdf

山梨県産米の味わいの特徴、芯の割合や成分組成なども影響し、山梨県の日本酒の味わいの元となっています。

山梨の各酒蔵の数と味の傾向

山梨県内の全酒蔵のほぼ全銘柄を飲んだ感覚としては

  • 七賢|山梨銘醸:乳清やはちみつのこもった甘味
  • 谷櫻酒造:すっきりした透明感と甘辛口アルコール、時々甘渋系の味
  • 八巻酒造:こもった甘味か、ずっしり辛口か、時々トマトっぽい野菜系の風味あり
  • 武の井酒造:花酵母由来の華やかで麗しいこもった甘味か、すっきり飲みやすいこもった甘味
  • 太冠酒造:真水っぽく透明感ある飲みやすさ、適度に甘く適度に渋い
  • 榊正宗|横内酒造店:米の味を引き出した甘さと辛口、すっきり透明感ある風味
  • 春鶯囀|萬屋醸造店:万人受けする透明感とフルーティーで軽い感じの甘味
  • 甲斐の開運|井出醸造店:真水っぽくクリアで穏やかな甘辛口アルコール
  • 養老酒造:ずっしりどっしり辛口、時々大根や野菜系の風味
  • 笹一酒造:フルーティーをまとった甘渋系

という印象です。あくまで個人的な感想に基づいたものですが、各酒蔵の銘柄からは「どんな戦略で日本酒を作っているか」がおおよそ分かります。七賢と笹一は日本酒を高級志向なものとして展開し始めており、笹一酒造は高級路線ながらも地に足がついている感じで、七賢は富裕層向けの少し価格だけ強気にした銘柄が多くなってきています。

七賢についてはそこまですんごくおいしい日本酒が多いわけではないのですが、海外向け・高級路線の日本酒は、おそらく完全に「挑戦」として取り組んでいるように見えます。デイリー消費向けの日本酒も作り続けているので、山梨県内では七賢が最大手で、笹一酒造と井出醸造店が2位争い、それ以外の酒蔵は争いのようなことはせず、マイペースにのんびりやっている感じかと思います。

春鶯囀の萬屋醸造はオギノとのコラボ商品やラベルを一新した新商品なども出しており、地味ながらも安定した挑戦と、確かなおいしさ・飲みやすさを守っている印象です。

甘味が多い酒蔵

山梨の日本酒酒蔵のうち、甘い日本酒が多いと思われるのは

  • 七賢
  • 武の井
  • 春鶯囀
  • 笹一

かなと思います。武の井についてはしっかり辛口も作っていますので、花酵母系の銘柄や青煌なんかは甘口を期待して飲んでみてもよいと思います。

辛口が多い酒蔵

山梨の日本酒酒蔵の中で、辛口な日本酒が多いと思われるのは

  • 谷櫻
  • 八巻
  • 榊正宗
  • 養老

かなと思います。全部が辛口なわけではなく、おいしい辛口日本酒をおすすめできる酒蔵、銘柄はこれらかなという判断です。

すっきり飲みやすい酒蔵

山梨の日本酒酒蔵の中で、真水のようにすっきりと飲みやすい味が多いと思われるのは

  • 甲斐の開運
  • 太冠
  • 春鶯囀
  • 笹一
  • 榊正宗

かなと思います。あまりハズレの味を引くことのない酒蔵でもあり、いわゆるお水のように飲める日本酒、フルーティーですっきりと味わえる日本酒を求めている方は参考にしてみて下さい。

地酒を買うのにおすすめのお店

山梨県内にある酒店の中で、日本酒に特化してる側面があって頼りにできるかなと思うのは

あたりかなと思います。他にも地域密着の安定している酒店はあると思いますが、そこに行かないと買えない日本酒があるという点では訪問の価値ありです。

甲府駅に入っているWine Cellarや、ヨドバシ甲府の酒店、岡島ココリなんかでもそこそこ日本酒は手に入ります。ただ、山梨以外の日本酒が多かったり、オギノやアマノパークスでも買えるものしか置いてなかったりするので、あえて推して紹介するほどでもない気がします。

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Posted by 日本酒愛好家