山梨の「初心者向け」日本酒・おすすめ 6銘柄

2023年12月11日日本酒一覧,日本酒概要

山梨の日本酒の中から「初心者」でも、日本酒を嫌いになることなく安心して飲めるであろう日本酒を厳選。初めて飲む日本酒がマズくて嫌な思いをしないで済むよう、できる限り当たり障りがなく、あまりクセがなく飲みやすいものを選びました。参考程度にどうぞ。

「初心者向け」のおすすめ日本酒

春鶯囀｜THE SHUNNOUTEN Premium 純米大吟醸

酒屋よりもオギノなどの地元スーパーの方が置いてる率が高く、酒屋やおみやげ屋に行くより入手しやすい。

巨峰やぶどうの果実だけ絞って、米と一緒に発酵させたような甘さとフルーティーな酸味ベースの味と香りで、ほぼ水のように飲めて、スッキリ爽快な味わいで、上品、芳醇、冷静さがあり、とても飲みやすいコスパのよい日本酒。

フルーティーで、巨峰、ぶどう果実系の酸味も含む甘さがある香りで、水分含有量の多い果物系の香りがしつつ、エラノールのにおいが強く、強めの酒感が出ている。上品、華やか、爽快感があり、アルコール臭にもどこか優しい感じがある。

口当たり、アルコールの入っている水で、臭みや雑味は一切ない。ミネラル感、穀物感のある甘味と、フルーティーな酸味、ふくらみを感じる味わいのバランスが良く、とても飲みやすく、山梨の酒らしさも出ていてコスパが良い。軟水。柔らかく、甘味とフルーツの酸味を含むアルコール水だが、ほとんどアルコール度数を感じない…というと嘘になるが、ほぼ水じゃん、って思って飲めるくらいに飲みやすい。

七賢 花水香 純米

確かイオンモール甲府昭和のお酒コーナーで偶然見かけて、それ以外の場所では再会できていない謎の多いレアなお酒。簡単には入手できないが、旨い。

純米もろみ系・ぶどう果肉系の可憐で、かわいい、フルーティーな甘味と酸味と香りがあり、瑞々しくも爽やかで、乾杯にぴったりながら、若干の渋さと酸味のアクセントもある思考を重ねている七賢の乾杯酒の最強コスパ日本酒。

やさしく可憐な純米もろみ系のお米の香りとぶどう果肉の香りがあり、香りの中にもわずかにフルーティーな酸味があり、瑞々しい響きがある。

口当たりぶどう果肉っぽいフルーティーさ、爽やかだが、果汁感たっぷりなデラウェア系のぶどうっぽい甘さがあり、微発泡が舌に程よく絡んで飲みやすく、微発泡からわずかに苦味も感じ、ちょうどよいアクセントになっている。

武の井 青煌 純米吟醸 雄町

甲府市貢川の辺りの「依田酒店」に行けば置いてあるはず。店主が日本酒詳しいので、これが売って無くてもおすすめを聞くと良いのを出してくれる。

りんご・マスカット系の甘さと爽やかさがある味と香りで、酸味系辛口アルコール、お米系のミネラル感ある透明感と安定感があり、控えめながらすっきりと少し甘い真水のように飲み続けられる日本酒。

りんご系爽やかとマスカット系甘さが混ざったような香りがあり、酸味ベースの目立ったアルコール臭があり、わずかにお米系のミネラルいっぱいな雰囲気もある。香り立ちは控えめで、主張は少なめだが、落ち着いて安定した香り。

口当たり硬水っぽく、面でぶつかってくるはちみつ系まろやかさがあり、飲み込む時にほんの少し苦味があるが、舌の上では渋味がわずかにいて、透明度の高い水のように飲める味。ほとんどの感度は甘味・はちみつ系甘味・わずかなアミノ酸系の旨味を感じるが渋味は感じないと思われる。

谷櫻 権左衛門 純米酒

甲府市中央の「リカーショップながさわ」で発見、入手。酒店組合みたいなのがあって、そこに加盟してるお店なら手に入るはず。超、旨い。

お米そのもののふくよかで包まれた甘さを、適度に微小な酸味がアクセントになってバランスを取っていて、適度にちょうどよく辛口アルコールがきいていて、ふんわりした花のようでいて、お米のミネラル感・乳白感も感じる超絶おすすめの日本酒。

もろみ系のお米そのものの甘さがふくよかに立ち上がり、柔らかく、包まれている印象。若干アルコールの香りもあるが、落ち着いたふんわりした甘さが混ざったアルコールの香りでつんとしない、優しい香り。

口当たりやわらかく、まったり、ふんわりしており、包まれた甘味と微小な酸味が口の中にまるく広がり、とても味わい深く、深みがある。非常に良い銘酒と言ってよく、甘味ベースでわずかに酸味のアクセント、適度な辛口感があって、邪魔な雑味や苦味はなく、クセもなく、スムーズに飲みやすい。

谷櫻 しぼりたて 本醸造生酒

しぼりたて販売時期に、北杜市の方で酒店を張ってれば手に入るはず。確か「ひまわり市場」で買った気がする。地味にレア。

梅果肉系の酸味とお米由来の甘味がわずかにあり、キレが良く、バランスが絶妙で潔い透明感を感じる味わいだが、梅やはちみつ、黒酢や海外の酢のような独特な酸味があって微妙さもあって玄人なら楽しく味わえる日本酒。

透き通ったアルコールと梅系の混ざった香りが強く、若い梅果肉風の香りが強く、香りのキレもよく、清く、潔い感じ。透明感と透明な宝石のようなきっちりかっちりした安定した酸系の香りがあって、割りと上品。

はちみつっぽいこもった甘味と軽快な酸がスパッと出てきて、しっかり梅果肉系の響きがあり、アルコールやお米のミネラル、黒酢の酸が混ざったような酸味と渋さが合わさって絶妙なバランスで、飲める味に維持されている。何かのバランスが崩れると一瞬でキツイ酸味、または、独特なはちみつ系甘味が別々にやってきてしまって違和感が出てきそうだが、新鮮なうちに飲めば十分おいしく、勉強になる味わい。これまで飲んだ特定名称酒「本醸造」で生酒の味とは別のアプローチで作られてる感じがする。

太冠 超特選 大吟醸

忍野八海「みやげ屋・池本」で買った気がするし、一宮の「里の駅」で買った気もする。高いけど初心者に贈って悲しい思いをすることはないはず。

りんご系華やかな甘い香りが重心低く華麗に広がり、フルーティーでお米らしさも残したバランス型の甘味と酸があり、総じて甘いが適度に辛口で酒としてしっかり楽しめる、少し豪華な贈り物にちょうどよい日本酒。

重心が低く、少し重苦しく渋いがしっかり熟したりんご系の香りが荘厳華麗で、りんごの蜜の甘い香り、ごく微弱にマスカットの香りを感じつつ、お米系の酸やミネラル感も混ざったイマドキの人気日本酒の香り。

真水のような口当たりに、安定感あるりんごの花の蜜の甘味がしっとりと広がり、フルーティーな酸味が過剰な甘味を抑えている感じでバランスの良い味わい。アルコールとお米系の渋さが少しだけ舌に残るが、甘ったるさを抑えているので安定感と上品さにつながっている。