八巻「甲斐男山 白仲 にごり酒」の味|トマト・稲わら系の香りがあり「にごり」はお米もろみの味わいで辛口な日本酒

2022年9月15日八巻|日本酒

八巻「甲斐男山 白仲 にごり酒」は、トマトや稲わら系の草っぽさ、パイナップルの皮のようなクセのある香りがあり、上澄みとにごりで味が大幅に変化するが、にごり状態で飲むほうが断然お米・もろみ系の味わいがあっておいしいが、やっぱりトマトの香りが後を引きクセが強いけど飲めちゃう辛口日本酒。

テイスティング・メモ

八巻「甲斐男山 白仲 にごり酒」の香り

上澄みはパイナップルの皮、稲わら、発酵レモン系・トマトの爽やか酸味たっぷりだが、わずかに乳酸系のこもった感じの香りで、お米というよりはトマトとか、ケチャップのような香り。

 

にごりは、トマトと糀が混ざったような酸味ベースの香りで、重苦しくのっぺりした香りになる。にごりでは、乳酸系は消えて、トマトの香りになる。

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has tomato or pineapple skin aroma, for example acidity from tomato or pineapple skin leaf, little lactic, moderate tomato acidity.

【SAKE Taste】

It tastes like simple hard water with tomato aroma, unrefined rice juice mild acidity and MOROMI taste, there is lactic but mixed it there is no lactic, mysterious.

八巻「甲斐男山 白仲 にごり酒」の味

上澄みは単調な硬水っぽい口当たりで、ほとんどが乳酸系・トマト系の尖った所は抑えられているまったりした酸味特化の味。甘味はほとんどなく、飲み込む時のアルコール強さは印象的で、ずっしり辛口。稲わら系の発酵草のようなクセがある。

 

にごりは、甘酒っぽさがある味わい、舌触りで、アルコール度数が上澄みだけの時より高く感じる。酸味が減って、濃厚でのっぺりした、濃縮もろみ液のような感じでお米のもろみ系の甘さが印象的で、乳酸系・発酵草系のクセが消えている。

 

八巻「甲斐男山 白仲 にごり酒」の色

上澄み:ももやりんごのジュースのような柔らかいピンクオレンジ、ベージュのような色。

にごり:豆乳色。甘酒ではなく、ヨーグルトでもなく、豆乳。上澄みの色の濃さが影響している。

 

体調の影響

とても勉強になる香り。トマトの香り(シス・トランスーへキセナール系統の香り)が日本酒から感じられるとは思っていなかった。窒素系、硫黄分系の香りもあるかと言われればそうかもしれない。

 

八巻酒造の酵母ではなく、仕込みのお米由来の味だと思われる。青臭いとも言うが、確定でトマトの香りがする。日本酒とトマトを混ぜて飲むカクテルもあるので、混ざっていても良いかなとは思うが、このトマトの香りがあるのであれば、この日本酒にトマトを混ぜれば、トマト×日本酒カクテルの上位互換になるのは間違いない。

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八巻「甲斐男山 白仲 にごり酒」の詳細

商品名八巻 甲斐男山 白仲 にごり酒
メーカー八巻酒造

アルコール度数

精米歩合

アルコール度数:18度

精米歩合:65%

原材料名米、米麹
公式サイト 
個人的な評価★★★★☆

※感想は個人の主観です。

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Posted by 日本酒愛好家