お酒は二十歳になってから

武の井「つばき酵母仕込」の味|常識破りな薄めたミードのような甘口白ワインを感じさせる日本酒

武の井「つばき酵母仕込」は、東京農大花酵母研究会会員蔵の協力もあり作られたものらしく、香りは重心低く甘口白ワインのような雰囲気を持ちつつ、味は少し薄まったミードを白ワインや日本酒で薄めた感じ。非常に個性的で、とてもおいしく、常識を打ち破るのに素晴らしい酒だった。




武の井「つばき酵母仕込」の詳細

商品名つばき酵母仕込み Winter Tsubaki
メーカー武の井酒造

アルコール度数

精米歩合

アルコール度数:16度

精米歩合:60%

原材料名米、米麹
公式サイトhttp://takenoishuzo.jp/
個人的な評価★★★★★★(+6)

※感想は個人の主観です。

 

テイスティング・メモ

武の井「つばき酵母仕込」の香り

米らしい香りよりは甘口の白ワイン、シャルドネ系の白ワインに似ている気がする。日本酒らしい米の香りや醪由来の香りがあまりなく、ワインだと言われて出されたら、香りだけでは白ワインだと思い込みそう。

 

アルコール臭が強く、どこかでワインぽさを打ち消すような土臭いにおいがあって、フランスっぽいお高く止まった所に香りがある感じではなく、重心低めの地に足ついたところを大切にしているような感じの低めの香りがする。

 

武の井「つばき酵母仕込」の味

口当たり液体は柔らかく、シロップのようなとろみを感じさせつつ、はちみつを薄めたような味わいの中に日本酒由来の酸味がずずずずっっっしり乗ってくる。口に含んだ瞬間は甘口ミード(蜂蜜酒)の薄いやつみたいな感じで、日本酒だったっけ…とラベルを確認し直すくらいに不思議。

 

日本酒らしい臭みがない。悪く言えば日本酒ではない。これはミードか、甘口白ワインで、日本酒という日本酒らしさがない。アラン・デュカスに飲ませてあげたいわ。

 

酸味が強くてピリピリするけど、コクととろみがあって、蜂蜜のような包まれた鼻の甘さのような雰囲気があって、飲み込んだあとの一瞬の風味はまさに蜂蜜。12月~2月の出荷時期のものらしいけど、これこそ春っぽい草木の生い茂る少し前の瞬間のお祝いに相応しいお酒。

 

舌に絡みつく粒子状の味わいは日本酒であることの証明になっている。ワインと決定的に違うのは舌で触れた時の舌触りが少しザラザラした染み込み方をする点。唯一の日本酒っぽい所といってもいいかもしれないが、明らかに良い個性として残っている。薄めた杏露酒が入っててもイメージ通りの表現かもしれない。

 

武の井「つばき酵母仕込」の色

少し濃い木酢酸を薄めたような色合いで、少しにごっているような気がする。

 

体調の影響

いつ飲んでも楽しめるアルコール度数の割に優しいお酒。日本酒と言うよりはワインに近い。疲れてる時には飲まないほうが良い。もったいない。

 

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Posted by drinker69