お酒は二十歳になってから

七賢「向秀」の味|穏やかな内向的な甘香りに浸透性の高い飲みやすい甘辛バランス型

2021年3月27日

七賢「向秀」は、もはやスイーツな優しく内向的であるが自立している甘さのある香りに、しっかり舌で浸透する米と麹菌の旨味(甘さとは別)が印象的でとにかく飲みやすく、アルコール度数の割に酔った感じがしない別格の無濾過生酒だった。そそいですぐは泡泡が少しあったけど、すぐに消えちゃった。




七賢「向秀」の詳細

商品名向秀 純米生酒
メーカー山梨銘醸株式会社

アルコール度数

精米歩合

アルコール度数:15度

精米歩合:70%

原材料名米、米麹
公式サイトhttps://www.sake-shichiken.co.jp/
個人的な評価★★★★☆

※感想は個人の主観です。

 

テイスティング・メモ

七賢「向秀」の香り

透き通ってはいない米の甘さととろみとコクが香りにのっている感じで、どこかこもったような香りが少しだけ響く。いつまでも香るタイプのものではなく、飲む瞬間にふわっと香る程度。とても控えめながらも、奥手な、包容力のある、主張はしないけど意見はしっかり持っているような感じ。

 

わずかにエタノールっぽいアルコールの香りがあるけど、今ある香りを引き立てるくらいにしか感じないのでむしろプラスに働いている。くさい感じじゃなくて、香りの引き立て役でアルコールっぽさがいる。

 

七賢の酒蔵で試飲している時に酔いながら聞いた感じでは火入れをすると「風凛美山」になる…だったと思う。「なま生」と同じ感じだけど、何かがちょっと違うよ、的なことを試飲コーナーのおじさまが言っているのを酔っているあの時の俺は聞いたような…聞いてないような気がするが、だいたいそんな感じ。飲み比べするなら火入れ前の「向秀」と関係していそうな「なま生」そして「風凛美山」を一緒にテイスティングしてみると良いと思う。

 

七賢「向秀」の味

お酒というよりは染み渡る砂糖水って感じで、お酒っぽい主張は少なくて、舌にも頬にも染みていくようなやわらかさと奥ゆかしさがある。お酒であるという主張はない割に、しっかり飲みやすい。胃に流し込む前に喉のあたりで吸収されてるんじゃないかってくらいにスッキリ飲みやすい。

 

お酒苦手な人には辛口だけど、慣れてる人には中口、ミディアムボディよりのライトボディ、飲みやすすぎて困っちゃう感じの味わい。舌で向秀を受け止めるとコクや甘さやとろみや優しさを感じるけど、喉を鳴らして飲むと少しだけ渋み…酸っぽさがいる。

 

まだ火入れしていないからか、向秀の中から炭酸が沸き立ってきているような、味わいが吹き出してくるような奥深さがあって確かに自己主張がある。でも、飲み終わる時には主張が無くなっちゃうのでインパクトはない。ただただ飲みやすいお酒。

 

香り華やかって方向性よりは香り穏やかだと思う。熱帯や亜寒帯っぽい厳しさはなく、年中温帯のあったかさとか瑞々しさを感じる。ただ試練を越えてきたZEって味わいではなく、良い所の箱入り娘、旅に出たてですって感じで若干世間知らず感はあるかもしれない。若い感じがする。

 

七賢「向秀」の色

透き通ったほんのりわずかに黄色だけど、ほぼ無色とは言えないけど、日本酒として適度な色合いな気もする。

 

体調の影響

疲れていてもおいしいし、悪酔いしにくい感じ。無濾過生酒なので、注いだ時にわずかに炭酸がでているのか、泡泡のふわふわを確認。炭酸っぽい味わいやピリピリ感はなかった。

 

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Posted by drinker69