養老酒造「御献酒 摩尼之寳」の味|おろし大根っぽく植物系のミネラルと強いクセのある強烈辛口日本酒

養老|日本酒

養老酒造「御献酒 摩尼之寳(摩尼之寶とも)」は、すりおろし大根系のミネラルなクセのある味と香りで、植物の何かの茎っぽい草っぽさと、それ由来の天然の静かな甘味がほんのわずかにある、しっかり辛口でピリピリしびれる飲みがいのある日本酒。

テイスティング・メモ

養老酒造「御献酒 摩尼之寳」の香り

すりおろし大根のような辛口系の香りに、お米の籾由来のような印象がある草っぽいミネラル質な香りもあり印象的。植物酸系の酸っぱい香りとも言うが、干しだいこんとか、すりおろし大根とかの方が印象に合う。

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has Japanese white radish aroma, for example crashed radish and rice minerals acidity, acidity from plants and atrong dry alcohol.

【SAKE Taste】

It tastes like strong dry alcohol and radish juice, very little sugar in there, crashed plants cane stem juice, very very unipue flavor, not for beginner.

養老酒造「御献酒 摩尼之寳」の味

口当たりもってり、ぬっぺりしていて、刺激ピリピリ感が強め。マイルドに強烈なアルコールっぽさと、ほんのり二糖か三糖くらいのほわっとした甘味が隠れていて、口の中に含んだときには独特のお酒そのものに染み付いたクセがある。

 

大根系の臭みか、辛味か、他の本醸造ではなかなか感じない独特の味があるのは、養老酒造の「櫂」のそれと一緒。味から判断すると中身はおそらくほぼ一緒。キンキンに冷やして飲んだほうが良いけれど、常温にしてから飲んだ時のこの独特のクセは、一度体験してみてほしい(おいしくはないが、植物系の茎っぽい何か)。

 

養老酒造「御献酒 摩尼之寳」の色

金系淡黄色、明るめの色合いでサラサラした水っぽい雰囲気。黄緑系に見えるときもある。

 

体調の影響

厄除地蔵尊 御献酒「摩尼之寳」は、読みは(まにのたから)と読むと思う。毎年2月中旬に開催される、甲府市湯村の湯村温泉通りを過ぎたところにある福田山塩澤寺、そのさらに進んだところにある「三枝酒店」にて厄除地蔵の祭りのある時にのみ購入できるもの(超絶希少)である。

 

白い箱には紙が入っていて以下のように書かれている。

厄除地蔵尊 御献酒 摩尼之寳

題筆 弘法大師

今より千二百年の昔、真言宗の祖 弘法大師

空海上人が当地にて菩薩の霊験を感ぜられ、

人生大小二十五度の厄を祓う霊場を作ろうと

足を停め岩場をきりひらいた際、その杖で

出湯を発見したともうします。

御献酒 摩尼之寳は、この言伝てにもとづき、

山紫水明の地、甲州東郡にて醸造し、

地蔵菩薩のお持ちになっている摩尼宝珠より

「摩尼之寶」と称しました。

矣願わくは、十万有縁の美男美女に此勝縁を

霊め、現には、九種の福を蒙り同じく心仏の

光明を照らし未来永劫速かに地蔵菩薩の美果

を証せられんことを。

甲斐国 厄除地蔵尊

福田山 塩澤寺

この「摩尼之寳」を醸造しているのは山梨市にある「養老酒造」で、お酒は本醸造生原酒「櫂」を使用。そのため、中身は養老酒造のものと同じ…と思うが、三枝酒店では、厄除地蔵尊に御献酒するための専用のお米、特別にお祓いか祈りを捧げたお米で醸造されたものであるとの事を教えて頂いたこともあり、同じではないかもしれない。

 

これは養老酒造に聞くしかないけど、それを聞くのも、もしかしたら無粋かもしれないので、有難く飲みます。

 

名称は「摩尼之寶」でも良い(中の紙には(缶)のほうが記載)が、ラベルには「摩尼之寳」で記載されている。

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養老酒造「御献酒 摩尼之寳」の詳細

商品名厄除地蔵尊 御献酒 摩尼之寳
メーカー養老酒造(山梨市)

アルコール度数

精米歩合

アルコール度数:20度

精米歩合:70%(製造年月令和4年2月)

原材料名米、米麹、醸造アルコール
公式サイト 
個人的な評価★★★☆☆

※感想は個人の主観です。

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Posted by 日本酒愛好家