武の井「ひまわり酵母仕込　純米吟醸」の味｜りんご・梅・桃・柑橘系フルーティーなバランスの取れた新しい味わいの日本酒

2022年7月25日武の井｜日本酒

武の井「ひまわり酵母仕込　純米吟醸」は、りんご系甘さ、梅系のすっぱさ、柑橘系のすっきり感と、アルコールの透明感、心地の良いとろんとした甘味とバランス感覚の良い酸味とお米系渋味があって、一つ、全く別の日本酒の味わいを提案している価値ある日本酒。

テイスティング・メモ

武の井「ひまわり酵母仕込　純米吟醸」の香り

酸味強めのフルーティーで、爽快な香りがあり、甘い香りはりんごっぽく、酸系の香りは梅やすももっぽく、爽快さは柑橘系甘夏やはっさくのようで、アルコールの香りにもしっかりフルーツっぽさが混ざっており、非常に心地よい香りがする。

武の井「ひまわり酵母仕込　純米吟醸」の味

口当たり軽快ですっきり、少し刺激を感じる印象があるが、口に含むとトロンとしつつも白い芯のある酸味が、とろんとした甘味にバランスよく包まれていて、少しシロップにつけたフルーツジュースやグミのような印象すらある。

舌の上では平面でぶつかってくるアルコールか、お米由来の渋い感覚があるが、全体的なバランスとしてフルーティーな甘味ベース、酸味でバランスが取られていて、口の中のどこで感じる味わいにも適度なふくらみと落ち着き、安定感があって飲みやすい、真夏に適した味の日本酒。

武の井「ひまわり酵母仕込　純米吟醸」の色

花の蜜系の金系淡黄色で、ほんのりシロップ感、薄くて透明度抜群のりんごジュースのような色合い。

体調の影響

アルコール度数16度の割にはすっきり飲めて、酔いはあまり感じず、暑い場所で飲むのに向いている酸味強めの柑橘系っぽさもわずかにいる飲みやすい日本酒で、かなり珍しい味わい。

非常に勉強になる味わいなのに加えて、初心者に飲ませてもおそらく大丈夫で、玄人にはそれぞれの味わいが分かるので楽しみやすく、全方位におすすめできそうな味。

武の井「ひまわり酵母仕込　純米吟醸」の詳細

※感想は個人の主観です。