太冠「芳醇清酒 甲陽笹正宗」の味|お米稲わら系甘味とアルコールの渋さがあり、まろやかで柔らかい日本酒
太冠「芳醇清酒 甲陽笹正宗」は、クセのある稲わら系お米の適度な甘い香りと味、アルコールの渋さとお米系アルコールのまろやかさが混在しているが、飲みやすいなめらかさ・上品さも少しあり、渋いながらも伝統的な、イマドキの甘い日本酒感もある飲みやすい日本酒。
テイスティング・メモ
太冠「芳醇清酒 甲陽笹正宗」の香り
香り立ちがよく、若干乳酸稲わら系の草っぽい風味があり、お米の甘い香りとともにこもった醸造酒っぽいアルコールの香りがあり、安酒っぽい香りではあるが、どこかで上品さが維持されている感じ。
【SAKE Aroma】
It has clean lactic leafy rice sweet aroma, for example rough and cheap alcohol aroma, little sweet from rice, balanced rough elegant.
【SAKE Taste】
It tastes like smooth soft clear on the tongue, balanced sweet from rice, stable rough bitter and rice sweet, almost soft smooth mellow, easy to drink.
太冠「芳醇清酒 甲陽笹正宗」の味
口当たりスムーズでゆったりしていて、柔らかい、なめらかな舌触り、適度にアルコールの渋さがあるが、しっかりお米系の甘味もあって安定。味のブレがなく、常に柔らかいアルコールの渋さと甘味で、適度に酔えて、ガバガバ飲んでも不快にならない日本酒。
太冠「芳醇清酒 甲陽笹正宗」の色
銀系淡黄色で、薄めた花蜜っぽく、透明度が高く、サラサラした液感。
体調の影響
甲府市の「酒のディアーズ」にて入手。他の酒店では見かけたことがなく、おそらく「酒のディアーズ」だけのレアなお酒で、1800mlでしか売っていない。価格もそこそこで、これだけ飲みやすければリピート確定で、デイリー日本酒にぴったり。
ゆらぎ表記:笹政宗・笹一政宗・ササ政宗・ササ正宗など、類似する銘柄や酒蔵がある。
ラベルデザインは、2003年まで存在した山梨県八田村にあったとされる「笹本酒造」(笹本酒造そのものはそれより前に廃業?)の日本酒のラベルが再現されたもの。太冠酒造に限らず、武の井酒造もあちこちの旧酒蔵のラベルを受け継いだ銘柄を今もなお(ほそぼそと後世に伝えるためか)続けている。ぜひ受け継ぎたい。
太冠「芳醇清酒 甲陽笹正宗」の詳細
商品名 | 太冠 芳醇清酒 甲陽笹正宗 |
メーカー | 太冠酒造 |
アルコール度数 精米歩合 | アルコール度数:14~15度 精米歩合:ー |
原材料名 | 米、米麹、醸造アルコール |
公式サイト | |
個人的な評価 | ★★★★☆ |
※感想は個人の主観です。