七賢スパークリング「杜ノ奏」の味|10日熟成した高級日本酒ウイスキー樽【味・香り評価】

2021年7月20日七賢|日本酒

七賢の日本酒スパークリングの中では最上位?の「杜ノ奏」は、香り、味は限りなくウイスキーに近いが、香りの中に白ワイン、味の中に日本酒が確実にいて、ウイスキーでも、日本酒でも、白ワインでもない全く新しい種類のお酒を生み出したと言って良いだろう。旨い、まずいの問題ではなく、これはそういう酒だ。




七賢スパークリング「杜ノ奏」の詳細

商品名七賢スパークリング「杜ノ奏」
メーカー山梨銘醸株式会社

アルコール度数

精米歩合

アルコール度数12度

精米歩合:不明

原材料名米・米麹
公式サイト 
個人的な評価★★★★☆

※感想は個人の主観です。

にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ

にほんブログ村 酒ブログへ

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has whiskey aroma, for example made sakura barrel, wooden bitter beautiful whiskey, smoked sakura sweet sugar and acidity.

【SAKE Taste】

It tastes like almost clean whiskey, flowery watery beautiful acidity, rich mellow mild sugar syrup, golden sparkling whiskey.

 

テイスティング・メモ

七賢スパークリング「杜ノ奏」の香り

開けた瞬間から木の香りがする。ウイスキーやハイボールの香りが強い。フランスの白ワインのような感じの香り、イタリアっぽさはない。空間そのものを美しい金色の泡泡で満たしたような感じになる。日本酒の香りより、木やコルク、樽のような香りがする感じ。

 

誰も成しえなかったラグジュアリーなスパークリングを求めて、辿り着いたのは、白州の移りゆく四季の中で熟成したウイスキー樽。同じ地元の水の恵みを享受する日本酒と北杜の地で響き合い、絶妙なハーモニーを奏でます。日本酒の歴史の新たな一ページを創る乾杯酒を。

ここで読んだ。ラベルには、このように書かれていた。ウイスキー樽を使って熟成しているらしい。その香りが、この日本酒スパークリングには染み付いているということだろう。

 

七賢スパークリング「杜ノ奏」の味

これは日本酒の味ではなく、高級なウイスキーと山の湧水で作ったハイボールっぽい。酸度が高いのか、酸っぱさとお酒の辛さが合わさって、日本酒感がない。ブラインドで出されたら、日本酒とは言えないレベル。

 

ラベルを見たらウイスキー樽に入れて作った?らしく、ハイボールっぽい香りも理解。逆に日本酒の甘さがなくなって、辛さと酸度が上がった感じ。日本酒でも、ウイスキーでも、ワインでもない、…なんだこれ!?っていうやたら不思議なおいしい日本酒。

 

ただ確実に日本酒のコクと喉越しがある。ウイスキーには絶対に再現できないコクがあり、わずかに米の甘さがある。

 

金管楽器でなにか奏でているような雰囲気は確かにある。名前の通り、杜ノ奏だ。これは杜ノ奏という新しいお酒だ。ただ、好みは分かれる。日本酒らしさがないが、ウイスキーらしさはあり、香りは白ワイン、コクやわずかな甘味は日本酒。

 

形は星屑、星々が散りばめられた分散した空間そのもの。色合いは若い木の色、星の色に近いが、一等星ではなくて、白か黄色の点滅し続けているような感じ。

 

待った、飲んでいて、お酒が温まってきたら日本酒らしさが増し、ウイスキーっぽさが減った。なんだこれ?口の中に残る感じはウイスキーだけど、飲み口、第一印象が日本酒になった。冷えていて主張できなかった気持ちが、時間とともに温まって言えるようになった感じ。

 

七賢スパークリング「杜ノ奏」の色

淡い春色の黄色、金とも言える新鮮な檜の年輪ような色。ウイスキー樽を使っているのならば、その樽の色、だろうか。ルチルクオーツ、シトリンの色に似ている。

 

体調と好みの影響

まず、香りはウイスキーが強いので、ブラインドで、ウイスキー好きに出せば、ウイスキー飲み比べの際の「極秘事項」として存分に楽しめるだろう。日本酒が好きじゃないウイスキー好きだったらグビグビ飲めてしまう変わり種。

 

日本酒好きに飲ませる時は注意が必要だ。日本酒の甘さや香りがあんまりないので「ウイスキー出すな、ふざけるな」まで言われるかもしれない。でも、舌に知性が残っている酒飲みなら分かるだろう、日本酒が確かにそこにいる。どんなに自惚れた、傲慢な日本酒飲み野郎でもこれはお手上げだろう。世界の広さを学ぶ事となるだろう。おそらく、私自身も知らないような日本酒がもっとあるはずだ。日本酒もワインも同じで、底がない。永遠に終わらない趣味、探求。Elite Dangerousと同じ。

 

一瞬、冷えた状態で香りを感じた時に、白ワインがそこにいた。これはおそらくウイスキー樽でもない、樽、コルクの香りが関係している気がする。飲んだらワインはいなかった。完全にウイスキー。ワイン会のブラインドでは出せないだろう。

 

体調がかなり影響する。健康で元気な時には甘さがあまり感じられないが、疲れている時は米っぽい甘さを感じた。何を一緒に合わせるか、どれだけの疲労度か、によってかなり味の感じ方が変わる。元気な時に飲むべきだ。少なくとも乾杯の時点で飲むお酒ではないが、酔って舌の知性が無くなる前には飲んだほうがいい。

 

スポンサーリンク

Posted by 日本酒愛好家