笹一「槽　酒遊館限定」の味｜パパイヤ・洋梨系の新鮮フルーツに重厚苦渋甘味と容赦ないアルコールを持つ強い日本酒

2022年1月8日笹一｜日本酒

笹一「槽　酒遊館限定」は、エスニックなパパイヤ、洋梨、パイナップル系のフレッシュなフルーツ系の香りに、ずっしり容赦なく苦甘で、刺さるような重くて手加減のない渋さがとてもインパクトがあって、身が引き締まるほどに辛口・強い日本酒。バランスが取れているのでキツくはない。

テイスティング・メモ

笹一「槽　酒遊館限定」の香り

パパイヤ、洋梨、パイナップル、純米っぽいミネラル系の香り、酸味強めのフルーティーな甘い香りがあるけれど、とても個性的で初めての香り。エスニックなフルーツ…と言われるとそうかもしれない。確実に言えるのはリンゴやバナナ系ではないフレッシュで落ち着いた香り。

笹一「槽　酒遊館限定」の味

口当たり苦甘で、早い段階で舌にピリピリくる重たい渋さが容赦なく、徹底的に渋くて苦いけど、そぉーっと甘さが入っている感じで、ラベルの赤と黒の印象がまさにそのままという感じ。優しさなんて知らん、って味の広がり方で、人生5周目で、かつ、数多の闘いを生き抜いた強靭な魂でもこもっているかのような味。

味に慣れてくるとヤバい。優しくほんのり甘くて、スッキリした渋さがちょうどよいバランスを取っていて、例えるならば甘いの苦手な人に贈る抹茶チョコみたいな、甘いけど甘すぎなくてちょうどいい味わい。戻れなくなる感じの濃厚で力強くて、容赦がないアルコール度数も容赦ない、一部の人にめちゃくちゃ刺さる日本酒。

笹一「槽　酒遊館限定」の色

砂糖・蜜シロップを薄めたような銀系淡黄色で淡く白も混ざっている雰囲気。

体調の影響

渋いけど、悪酔いはしない。アルコールに弱い人には飲ませちゃダメだけど、日本酒慣れっこ玄人さんには容赦なく飲ませて大丈夫。透明感や水っぽさはないけど、厳しさや試練を超えてきたものにだけ分かる「優しさ」と「安定感」がここにある。

笹一「槽　酒遊館限定」の詳細

※感想は個人の主観です。