太冠「夜叉神 純米大吟醸」の味｜マスカット・お米・バラ・ユリ系の華やか重厚で軽やかな酸味と花系風味が印象的な日本酒

2022年9月17日太冠｜日本酒

太冠「夜叉神 純米大吟醸」は、マスカットの果肉系フルーティーな甘さとアルコール臭、お米系渋さとバラやユリ系の華やかで、かつ、重厚で、高級感のある味と香りがあり、明るく高い所で感じる花系の酸味が印象的で比較的飲みやすい軽やかな日本酒。

テイスティング・メモ

太冠「夜叉神 純米大吟醸」の香り

アルコール臭強めなマスカット果肉系のフルーティーかつお米の渋さが伴った香りで、重厚、高級感があり、バラやユリ系の華やかな花系の甘い香りもあるような印象で、香り立ちもよい。

太冠「夜叉神 純米大吟醸」の味

口当たり軽やかで花系の酸味強め、サラサラした液感の中にはちみつにつけた甘い梅とお米由来のミネラル豊富な「のてっとした単調な甘味」があって、花蜜の透き通ったお酒のような印象。飲み込みやすくクセもなく、サラッとしている。

少しクセ…と感じるかもしれない高いところで感じる酸味があって、野菜系の酸味に感じるが、どっちかというと少し若いほおづきの実のような、ものすごく甘いトマトのような、お米の甘さを持たせたマスカットのような感じの風味。

太冠「夜叉神 純米大吟醸」の色

金白系淡黄色で、若干花蜜っぽい白さがある淡黄色。控えめな発色。

体調の影響

飲みやすく、レアなラベルで、個性的な味もあり、適度に酔えて、かつ、酔いすぎずに済むバランスの良い日本酒。お土産にもよさそう。

鳳凰三山の南側の一つで、読み方は夜叉神（やしゃじん｜やしゃじ）とも呼ばれ、昔芦安村に住んでた悪い神様「夜叉神」が干ばつ、大雨、台風、疫病と引き続き起こして問題になり、朝廷の使いが来て、例の川が御勅使川と名付けられ、峠の上に「石の祠」を立てて祀って鎮めたという逸話がある。

今は夜叉神峠となってトレッキングなどが楽しまれている。もし、石の祠をトレッキング中に見かけても無碍にせず、倒したり、汚したりせずにおくべきだろう。閑話休題、その夜叉神のラベルの日本酒。夜叉神に捧げる御神酒みたいなもの。

太冠「夜叉神 純米大吟醸」の詳細

※感想は個人の主観です。