井出「甲斐の開運 吟醸 秘蔵酒」の味|ぶどうとお米の酸味と甘味がアルコールの渋さで引き締まっている熟成3年の日本酒

井出|日本酒

井出「甲斐の開運 吟醸 秘蔵酒」は、ぶどうとお米の甘さと華やかでカラフルな酸味、わずかに野菜系とアルコール由来の渋さがあってアクセントになっていて、独特な変わった香りと味があり、くさみではなく不思議なバランスが取れている日本酒。

テイスティング・メモ

井出「甲斐の開運 吟醸 秘蔵酒」の香り

清廉で落ち着いていて適度に自己主張のある赤ブドウの果肉系の香りとともに、お米由来のふくよかで面でぶつかってくる酸っぽい香りがあり、華やか、かつ、カラフルな雰囲気が強く、独特な香り。時折、ズッキーニやきゅうりのような野菜系の微弱な香りがいる。

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has clean balanced grape flesh aroma, for example rice and grape flesh sweet, balanced mild acidity, elegant acidity and sweet harmony.

【SAKE Taste】

It tastes like thinness sweet from rice and almost grape sweet, little vegetable bitter, acidity and bitter from rice alcohol, clean transparent mild mineral sweet.

井出「甲斐の開運 吟醸 秘蔵酒」の味

口当たりうっすらととろみを感じるぶどうとお米の砂糖を混ぜたような甘味で、総じてぶどうとお米の甘味ベースにアルコールの渋さがアクセントとなっている。透き通った湧き水とお米を精製したようなきれいなミネラル感の強い渋さで、一瞬真水のような柔らかさがある。

 

口当たりだけでは真水と間違うほどのきれいさがあり、渋みがあってから、渋さとともに甘味が舌に押し寄せる。飲み終わる頃には甘さがあるが、終始適度な渋さがあって、少しイガイガするような気がする食べられる岩肌系の渋さが印象的。

 

井出「甲斐の開運 吟醸 秘蔵酒」の色

明るい発色で、はっきりとした金系淡黄色。薄めたはちみつのようなこもった色合いが少しある。

 

体調の影響

紙の化粧箱で売られている。上品な感じ。

 

なんか横にデカくて、注ぎ口もコルクもでかい。

 

和紙の包みを取るとコルクとシールで栓がされている。

 

このコルクがめちゃくちゃ硬い。超絶パワーで少しずつずらしながら開ける。

 

なんとか開封。30kgの米袋を持ち上げるときぐらいのパワーが指先に必要だった。きっつい。

 

化粧箱に入ってた紙。3年間!?低温熟成してるらしい。

 

注ぎ口がでかいせいで地味にこぼれます。もったいない…。気をつけて入れても少しこぼれる。1.8Lで6,600円なので無駄にしたくない。

 

悪酔いする感じではないが、注ぐ時にコツがいる。少し勢いよく注がないとダメで、グラスが勢いでずれる可能性があるので注意してほしい。スポイトでとってもいいくらいには注ぎにくい。デキャンタとかに全部移してから飲んだほうがいいかも。

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井出「甲斐の開運 吟醸 秘蔵酒」の詳細

商品名甲斐の開運 吟醸 秘蔵酒
メーカー井出醸造

アルコール度数

精米歩合

アルコール度数:15~16度

精米歩合:60%

原材料名米、米麹、醸造アルコール
公式サイト 
個人的な評価★★★★★

※感想は個人の主観です。

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Posted by 日本酒愛好家