武の井「純米吟醸　GI山梨」の味｜すもも・りんご・さくらんぼ系の酸味・苦味に包まれた甘味がある日本酒

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武の井「純米吟醸　GI山梨」は、すもも・りんご・さくらんぼ系の甘く爽やかで酸味ある香りと軽快アルコール香があり、しっかり舌先にものる渋さと共に、包まれてこもった甘さもあるフルーツワインのようだが、お米らしい渋さもしっかりある日本酒。

テイスティング・メモ

すももとりんごの中間、フルーツポンチの汁のような香りがあり、さくらんぼっぽい香りもある気がする。華やかで若干軽快なアルコールの香りもあり、フレッシュな酸味もわずかに混ざった瑞々しさも感じる香り。

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has plum or apple or cherry fruity aroma, for example elegant light fruity alcohol and fresh acidity, little watery clean fruits syrup aroma.

【SAKE Taste】

It tastes like mellow and soft rough bitter, moderate mild sweet like fruity honey syrup, natural sugar sweet and a little bitter like a fruits skin.

口当たり落ち着いたまろやかさで、舌先で渋さを感じられ、甘さはいるにはいるが、まろやかさが多めの渋い味わいが甘さを錯覚させている感じ。単糖類の甘さではなく、控えめに響くフルクトースとかマルトースとかそっち系の甘味な気がする。

こもった舌で感じ取りにくい天然の甘さがあり、米っぽさがあまりなくフルーツワインのような味わいで、常にどこかに渋さがあってクセがある。

蜜系・銀系淡黄色で、透明度が高く不純物のない、桃・りんご果汁のような色合い。

透明感ある純米吟醸ではなく、濃厚でのっぺりした山の栄養満点の純米吟醸という印象。ちょっとクセがあって飲み人を選びそうだが、飽きの来ない味わいで、おそらく思いっきり冷やにして飲めばおいしく化ける味。今は常温で飲んでいる。