春鶯囀(しゅんのうてん)「富士川 特別純米酒」の味|THE純米酒でナッツ脂肪酸系乳酸の香りと味に「吟のさと」勉強になる日本酒

2021年12月8日春鶯囀|日本酒

春鶯囀(しゅんのうてん)「富士川 特別純米酒」は、ナッツ系乳酸と甘味エタノールの香りに、硬水、ナッツ、脂肪酸系の味わいと純米酒の王道ど真ん中な香りと味で、富士川町の酒造好適米「吟のさと」100%というのもあって勉強向けでアカデミックな日本酒。

テイスティング・メモ

春鶯囀(しゅんのうてん)「富士川 特別純米酒」の香り

穀物系エタノールの一直線な香りがあり、よくある御神酒、純米酒の王道ど真ん中を行くと言ってもいいくらいの純米酒らしい香り。お米、穀物、こもった甘味、わずかにppm乳酸系(ナッツ系ともいう?)で、ドライで、ミネラル感がある。

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has mineral grain aroma, for example grain rice ethanol, smooth rice or nut or lactic acid, dry mineral aroma, mild sweet a little.

【SAKE Taste】

It tastes like hard water and lactic acid from oily nut, acidity like yogurt lactic, rich mellow but little acid, traditional special sake.

春鶯囀(しゅんのうてん)「富士川 特別純米酒」の味

口当たり硬水、がっつりナッツ系・乳酸系・脂質系の味わいで、木質系ではなく、ナッツ類の脂質っぽさが乳酸で抽出されているような甘味ととろみとコクがある。口の中央部ではわずかに酸味があり、飲み込む頃にはアルコールの濃さがしっかり主張してきてクセがあると感じる。

 

ただ、このクセの感じは比較的きれいで、臭くはない。まだマシな乳酸系のクセだけど、まろやかだし、脂質系で舌には優しい。でも、春鶯囀(しゅんのうてん)っぽい味わいではない気がする。透明感は感じるけど、お米の何かが違うのか、と思ってラベル見たら酒造好適米「吟のさと」ってやつを100%使ってるっぽくて、たぶん、それの味。

 

つまり、山梨県富士川町の酒といったら「春鶯囀(しゅんのうてん) 富士川 特別純米酒」まさにこれというわけだ。町の酒。まさしく地酒だ。クセはあるが、思い入れも、思い出も強く残りそうで、これはこれでありだ。

 

春鶯囀(しゅんのうてん)「富士川 特別純米酒」の色

透明度の高い銀系淡黄色で、ほぼ無色だけど、本当にちょっとだけ黄色。

 

体調の影響

この味は苦手な人もいるかもしれないけど、超ド田舎の、一地域でのみ生産されている酒造好適米でできていると知れば、クセではなく、個性となるし、実際ちゃんと飲める個性になっている。純米酒とは?という勉強用におすすめ。空腹には入れないでね。

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春鶯囀(しゅんのうてん)「富士川 特別純米酒」の詳細

商品名春鶯囀(しゅんのうてん) 富士川 特別純米酒
メーカー萬屋醸造

アルコール度数

精米歩合

アルコール度数:15.5度

精米歩合:60%

原材料名米、米麹(吟のさと)
公式サイト 
個人的な評価★★★☆☆

※感想は個人の主観です。

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Posted by 日本酒愛好家