養老「玉笹　純米大吟醸生原酒」の味｜純朴な若い木の風味・微香とミネラル硬水っぽさを感じる日本酒

2021年4月23日2021年12月7日養老｜日本酒

PV：955

養老「玉笹　純米大吟醸生原酒」は、清楚な若い木の年輪中心の方を発酵させたかのような香り、木に穴をあけて湧き出てきた純水に近いミネラル多めの硬水のような風味と渋みが、舌の両端奥の方でじわじわくるいい感じの生原酒・日本酒。

テイスティング・メモ

生原酒らしい薄めの旨味を感じさせる香りが清楚な控えめな感じで香る。若くて細い木を発酵させたような香りもする気がする。低温長期間発酵だから樽の香りがついた？とかかもしれないけど、全然違うかもしれない。

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has clear dry sweet aroma, for example young clear transparent, a little lactic acid and mushroom, a little wooden smell.

【SAKE Taste】

It tastes like no sweet many mineral hard water, some acidity by wood, little bitter on the tongue.

甘さはほぼなく、ミネラル感の強めの硬水っぽい。酸味なのに、木のこもったような木の幹から湧き出したような水感。深みはあまり感じないが、水っぽくて酔いが回りにくい感じはする。舌の両端で渋みが来る。

割と一般的な黄色っぽさがあるが、生原酒っぽい甘さや米由来の柔らかさは感じない。

個性が埋もれててあんまり他の渋い系の養老酒造のお酒と区別を付けにくかった。若い木の繊維を発酵中に取り入れたかのような風味がほんの少しあった気がする。生もと造り的な？