富士正「純米原酒　蔵元の隠し酒」の味｜バラ・つつじ系の華やかな甘味と酸とアルコールの渋さが適度でバランスの良い日本酒

2022年5月9日特集

富士正「純米原酒　蔵元の隠し酒」は、つつじ・バラの花のようなやわらかく美しい香りと、リンゴ系瑞々しい風味があり、なめらか低刺激で、花系の甘味と硬水っぽいミネラル感と安定感、アルコールの渋味と適度なフルーツ系酸味、杏露酒や極上の梅酒みたいな日本酒。

テイスティング・メモ

富士正「純米原酒　蔵元の隠し酒」の香り

つつじ、バラの花系のほのかに華やかにやさしい香りがあり、ふわっとアルコールが混ざって香ってくる雅な雰囲気がある。わずかにリンゴ果汁系のみずみずしい香りも共存していて、花・果実の合わさったようなフルーツワインっぽさもある。

富士正「純米原酒　蔵元の隠し酒」の味

口当たりやわらかく、なめらかで、刺激少なく、つつじのシロップのような透明感。硬水っぽい雰囲気があり、甘味はないが花系のミネラル感があって甘さを感じ、非常にバランスがよい。アルコールのお酒臭さは感じるが、しっかり花系の甘さが染み込んでいるアルコール。

少し薄い杏露酒、蜂蜜酒のような雰囲気があり、しかし、甘口過ぎず、辛すぎるわけでもなく、度数もちょうどよく非常においしく、大当たり。アルコール由来の渋みがほどよく舌にのってアクセントになっており、永遠に飲み続けられる。

富士正「純米原酒　蔵元の隠し酒」の色

薄めた蜂蜜、金系淡黄色で、透明度高くサラサラした液っぽさ。

体調の影響

一定の期間限定の日本酒なので、見かけたら一升瓶で2つくらい買っておいてOK。多くの日本酒飲みにとって、マズく感じる要素はなく飲みやすい。贅沢なデイリー日本酒としておすすめ。

富士正「純米原酒　蔵元の隠し酒」の詳細

※感想は個人の主観です。