八巻「甲斐男山　原酒」の味｜梅系清廉な酸味・渋味と野菜系甘味・雑味のあるカクテル・サングリア向けの日本酒

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八巻「甲斐男山　原酒」は、清廉・爽快で梅っぽいお米系酸味と、梅ときゅうりをスムージーにしたような微妙な酸味と渋さ、わずかな野菜系甘味と渋味・雑味があり、サングリアや日本酒カクテルにするのには向いている、原液で飲むのには向いていない日本酒。

テイスティング・メモ

アルコール臭が強めでいて、お米系の酸っぱさやほのかな甘さを感じる香りで、清廉・爽快、若干透き通った塩成分の少ない梅のような香りがある。

English SAKE Review

【SAKE Aroma】

It has acidity and sweet from rice with dry alcohol aroma, for example clear and fresh transparent UME plum aroma, strong plum juice aroma.

【SAKE Taste】

It tastes like plum and cucumber juice acidity, strange wooden mellow bitter and old acidity, mysterious rough taste on the tongue, not for beginner.

口当たりからクセの強い酸味があり、梅系濃縮シロップの酸味をまろやかにしたかのような、梅ときゅうりをスムージーにしたかのような何とも言えないクセがある。アルコールの濃さはあるにはあるが、それを超えて、変な渋さと酸味が舌を覆うので、日本酒っぽさがない。

海外土着のローカルなお酒のような感じもあり、お米っぽさがあまりなく、焼酎ともまた異なる。とにかく舌にあたる「使い古した樽の香りが染み付いた濃縮梅シロップを寒天でまろやかにしようとしてし損ねた」みたいな味わいが広がるのが、なんかきつい。

無色透明。色はほぼないが、ごく微弱、わずかに銀系淡黄色があるような気がするが、ほぼ目視できない。真水ではないことが分かる程度。

原液で飲むものではない。20度あるので、サングリアにするとか、梅酒にするのが最適。

フルーツを合わせると、この原酒原液のクセのある味わいがほどよくコクになり、まろやかさになり、バランスが取れる。原液で飲むものではない。